映画「ニュー・ワールド」

先日「ニュー・ワールド」という映画の試写会に行きました。この映画の監督テレンス・マリックという人は、巨匠と呼ばれるような有名な監督さんだそう。始まる前に映画のチラシを読んでみると恋愛物っぽくてあまり好きなジャンルじゃないかも・・・と思いました。
そして映画鑑賞・・・映像がとてもきれいで、静かな静かな映画でした。確かに恋愛物でもあるけど、歴史ものの壮大な物語でした。イギリス人が”新大陸”アメリカを開拓しようとしていた時代のお話で、主人公たちも実在した人物。面白かった。この物語の主人公ポカホンタスアメリカでは超有名人なんですね。ポカホンタスって確か、ディズニーアニメでもあったよね。知らないことっていっぱいあるなあ。私が無知なだけだけど・・・。ポカホンタス役の女優さんもすごく純粋そうな瞳で役にピッタリだった。恋愛物だけど、清らかな純愛物語だった(ほんとはどうか知らないけど)。
観終わって、この監督さんに興味がわいて、同じ監督作品の「シン・レッド・ライン」のDVDを借りてきた。これも面白かった。でもこれはちょっと眠くなってしまうタイプの映画ですね。とにかく無意味(では決してないんだろうけど)と思われてしまうようなシーンがたくさんあるし、戦争映画で、みんな同じ格好だから登場人物を見分けるのも一苦労(笑)何回も観るとだんだん味わいが出てくる映画だなあと思いました。こういう映画はわりと好きです。いろんな登場人物を追いながら観たり、1つ1つのセリフでも、意味のないようなことが、とても深かったり。今回観たニュー・ワールドシン・レッド・ラインも静かだけど、なにか強烈なメッセージがこめられているようなお話で、印象に残る映画でした。誘ってくれたお友達、ありがとう。