映画「パッチギ!」

DVDで「パッチギ!」を観ました。パッチギとは「乗り越える」「突き破る」という意味を持つハングル語だそうです。そして「頭突き」の意味でもあるそう。確かに映画の中で痛そ〜な頭突きいっぱいしてました(笑)。
ある平凡な高校生の男の子が朝鮮高校に通う少女に恋をします。彼女がフルートで吹いていた曲「イムジン河」。この曲が何故、日本で発売中止になってしまったのか?彼女と仲良くなりたくて、男の子はあれこれ勉強し、ギターで「イムジン河」を練習します。そして勇気を出して彼女に電話をするのです。
題材としては重たい話になりそうだけど、さらりとしていて、とても爽やかな青春映画でした。映画の中でたびたび流れるグループサウンズの曲もこの映画を爽やかに演出しているのだと思う。青空に向かってこぶしを突き上げているDVDの表紙がこの映画の内容にピッタリだなーと思いました。
井筒監督の映画は独特のスピード感があると思う。「岸和田少年愚連隊」と「犬死せしもの」しか観てないけど。・・・と今調べたら「二代目はクリスチャン」もそうだったんだ。へーあの映画もずいぶん昔に観て、すごく面白かった印象が残ってます。後味の良い映画っていいですね。