その夜の侍

すっかり秋らしくなって夜は肌寒くなって来ました。さっそく喉が痛い今日この頃。風邪はひきたくないよ。早く寝なくては。
3連休、シャンプーハットの『その夜の侍』を観に行ってきました。面白かったです。今回は台詞とか展開とか、とってもわかりやすかった。登場人物たちが、みんな素直な感じがした。
3年前に妻を事故で亡くしたある男の物語。男は今でも妻の死を乗り超えられず、妻が最後に入れた留守番電話を消せずにいた。そして男は事故を起した相手に脅迫状を送り続ける・・・。このお話の主役は赤堀さん。赤堀さんが主役をやるのを私は初めて観た。いつもちょっとしか出なくてヘンな役ばかりだから、ちゃんとお芝居する赤堀さんをじっくり見れました。赤堀さんて見るたびに太ってく。劇中で何個もプリンを食べてたからかな(笑)。私は何故か赤堀さんに勝手に親近感を持ってしまっている。私と似ているとは思わないけど。でもちょっと似てるかな。なんとなくほっとするのかも。
主人公は大切なものが無くなったとき、当たり前のように存在していた、その大切なものに初めて気付いたのかも知れない。ラスト、泣けるシーンなのに思わず吹き出してしまった。だってプリンを頭にのせたむさ苦しい赤堀さんの姿が面白くて。隣の人ごめんなさい。でもそんなラストシーンが赤堀さんぽいと思った。
生きてると辛いことも苦しいことも色々あるけど、きっと誰かがいる。道がある。迷いながら間違いながらみんな生きてるんだよね。このお話は赤堀さん自身の物語なのかも知れない。そんな気がしました。